
ゴールデンウィークに日本の西の果て、憧れの五島列島・小値賀島(おぢかじま)に行ってきました。
ここで古くから島の保存食として食されてきたのが、カツオの生節(なまぶし)。
歯鰹(ハガツオ)を椿の炭で琥珀色になるまで燻製にした生節は、強い燻製香がどこかワイルドな気分にさせてくれるとともに、濃縮された魚肉の旨みが味わえる逸品。
そのままでもおいしいのですが、ほぐしてホットサンドの具にしたら、燻製独特の香りが立ちのぼり、鼻と胃袋を素敵に刺激。
ブランチやランチはもちろん、赤ワインのおつまみにもぴったりのサンドができあがりました!



・食パン 2枚
・バター 適量
・カツオの生節(小〜中) 3cmくらいにカット
・新たまねぎ(小) 1/4個(薄切り)
・マヨネーズ 大さじ2杯
・塩、こしょう 少々
・オリーブオイル 小さじ1.5杯
・とろけるチーズ 適量

1.新たまねぎを薄切りにして、さっと水にさらして絞ります。
2.カツオの生節をほぐします。
3.1と2を器に入れ、マヨネーズで和え、塩、こしょうを入れます。
4.食パン2枚の片面にバターを塗ります。
5.バターを塗った面を下にして食パンをバウルーの中に置き、3を乗せます。
6.5の上にチーズを乗せ、風味付けにオリーブオイルをかけて、バターを塗った面が上になるようにパンを重ねます。
7.弱〜中火で片面約2分ほど焼きます。表面がこんがりときつね色に焼けたらできあがりです。


カツオの生節はあまり水分が含まれていないため、たまねぎとマヨネーズで水気を補います。
また、塩分は控えめなので、味を見ながら塩を加えてください。



カツオの生節は、地元の漁協ストアやフェリー乗り場の売店などで買うことができる、小値賀島を代表する特産品です。
原料となる歯鰹(ハガツオ)は、巻き網漁ではなく、島では1本釣りされるのが伝統。半身ずつ椿の木で琥珀色になるまでじっくりと燻しており、1か月以上冷蔵保存ができます。
地元では、小さく割いて醤油とゴマなどで和え、酒の肴やごはんの友したり、大きく切って煮物の具材にもするのだそう。
左党にも、ごはん党にも、ホットサンド党にもうれしい、使い手のある逸品です。
【商品詳細】
・商品名:カツオ生節
・製造元:丸仁水産
