前編「【かまくらバウルー】旅焼きin青森!北の具材でホットサンド」はこちらから!
「かまくらの中で、バウルーでホットサンドを焼きたい!」
そんなバウルードリームの強力なサポーターを得て、一路雪の青森へ向かったわれらバウラー。青森市内でご当地食材を調達し、いざ、かまくら会場へ!
といっても、横手のような観光かまくらじゃありません。
ここは民家の駐車場。なんと私たちの無茶な願いを叶えるために、グラフ青森の下池社長が、自宅の駐車場をかまくら化してくれたのです!
眼前にそびえ立つのは雪山、そして巨大な穴。社長がかまくら素人の私たちを心配して、雪かきで集めた雪を山にし、水をかけて固め、かまくらの基礎を作っておいてくれたのです。しかも…
「ある程度はかまくらを作っておいたけど、せっかくだから皆さんも掘ってみたらどうだ?」
と、方言まじりでお声がけいただくありがたさ!最後のおいしいところを残しておいてくれるだなんて、帰省してかまくらで遊ぶ孫レベルの待遇じゃないですか…!
しかしまあ、雪って重いんですね。穴から掻き出した雪をスコップで外に出すとき、手首のスナップでなんとかしようと思ったら、即座に故障すること確実。まさに雪掻きは全身運動。
休憩を挟みつつ、スコップで奥行きを広げているうちに、ダウンの内側にはじわじわと汗が。しかし、ひと掻きごとにホットサンドを食べるためのボディが作られると思えば、この運動も喜びに変わります。
下池社長曰く、かまくら作りの流れは地域によって違いがあるそうで、今回は雪を積み、水などをかけて凍らせて固めて基礎を作り、穴を掘りながら壁を固めていったそう。ポイントは、入口は狭め、奥は広めに作ること。これが崩れない秘訣です。
こうして掘ること約1時間。最後に底を平らにならし、水神様を祀る場所をつくったら、そこには思いのほか居心地のよいかまくら空間が広がっていました。テーブルとイスを置いたら、焼きのスタンバイ完了です!
かまくらで7種類のサンドを焼きまくる!
口開けに焼いたのは、肉のナリタのメンチ×キャベツ×ソースの、もりもり青森メンチサンド。
ベーシックな一品ですが、「バウルーで焼いたホットサンドを食べるのは初めて」と口をそろえるグラフ青森チームは大喜び。
お次は青森ホタテ×森のブロッコリーサンド。ホタテのソテーとブロッコリーに、ケチャップ&チーズで味付けした一品で、たくましい貝柱の甘みを脇役が見事に引き立てます。
3品目はこれぞご当地やきそばパン!鈴木やきそばサンドです。ソースの味付けがマイルドなので、口当たりは意外にさっぱり。
ボリューム満点のゆで麺をワシワシと食べ進めれば、ねぶた缶のりんごジュースに手が伸びます。そう、このねぶたの写真、グラフ青森の下池社長が撮ったんですって!
4品目は、ソース、チーズ、ソースときたらやっぱり醤油でキメたいもの。織田さんイチ押しの「タイシ食品」の生揚げサンドが登場です。
焼いた生揚げには、醤油ダレで絡めたネギをドロップオン!厚揚げって、サイズも含めて本当にバウルーに合うんですよ。こちらはキメの細かい生揚げで、クリーミーささえ感じさせる名品でした。
さぁ、まだまだ焼きますよ。5品目は長谷川自然牧場の豚肉を使った串カツとソースのシンプル系。これはビールが恋しい味!かまくらの中なのに、よく冷えた泡で喉をキリッと引き締めたい衝動に駆られます。
かまくらの中がバターの香りに包まれる中、ホットサンドの合いの手として、ホタテや椎茸のミニBBQも開催。今回よくわかりました。冬のBBQって格別です!!
6品目は再びメンチカツの登場です。しかし同じ味付けでは芸がない。カレーソースを注いで、簡単スパイシーメンチサンドに仕立てます。携帯できるカレーソースって重宝するもの。肉汁とスパイシーなカレーが胃袋を再び開かせる!
7品目は果物の名産地、三戸町産の洋梨「ゼネラル・レクラーク」のワイン煮込みをたっぷりと。締めのデザートサンドはやっぱり別腹。シャクシャクした果肉の食感と、しっとりした甘さをパンがぎゅっと閉じ込めます。
かまくらで一服すれば、いつしか外は日没の気配。最初のメンチからデザートサンドまでかまくらの中で焼き続けたのですが、もちろん内壁が溶ける崩れることなく無事でした。
かまくらを掘り、かまくらで焼いた味と香りは一生の思い出。貴重な体験をさせていただいたグラフ青森のみなさま、本当にありがとうございました!
□メンチカツ(肉のナリタ)×キャベツ×ソース
□青森産ホタテ(工藤帆立専門店)×ブロッコリー×トマトソース×チーズ
□太子食品の絹揚げ×醤油味の葱生姜
□鈴木の焼きそば
□豚と玉ねぎの串カツ(肉のナリタ)×ソース×キャベツ
□メンチカツ(肉のナリタ)×キャベツ×カレー
□ゼネラルレクラーク×ハチミツ×シナモン
SPECIAL THANKS! グラフ青森の皆様
【ご注意】かまくらで焼く際には、バーナーの火で酸素が少なくなる可能性もあるので、穴をふさがずに入口部分で空気孔を確保してください。また、狭いので火の取扱いにはお気をつけください。