ホームバウルーで作ろう!バウルーのワッフルトースターでつくる、基本のワッフルの作り方

バウルーのワッフルトースターでつくる、基本のワッフルの作り方

過去に数えきれないほどいろんな調理器具を出してきたバウルーブランド。バウルー=ホットサンドというイメージのある今ではちょっと考えられないかもしれませんが、昔は太鼓焼き器とか七輪もありました(詳しくは「バウルーの歴史」を!)。

しかし、現在まで残っているのは、ホットサンドシングル、ホットサンドダブル、ワッフルトースターの3種類だけ。ここで「え?」と思った方もいらっしゃるでしょう。そう、これまでご紹介していませんでしたが、バウルーにはワッフルトースターもあるのです。

しかし我々、まだワッフルトースターを使ったことがない…。

そこで、このたび拙著『男と女のホットサンド』が7刷になったご報告を兼ねて、イタリア商事の佐野社長に「そういえば、ワッフルメーカーってどうなんですか?」と尋ねてみました。

するとなんと!「1個プレゼントいたしましょうか?」という予想外の嬉しいお返事。 こうして我々の手元に、桜咲く春、満を持して「バウルー三兄弟」が揃ったのです。

手前の箱がバウルー・ワッフルトースター。ワッフルサンドのイラストが目印です。
センターにバウルーダック入り!
ハンドルとの繋ぎ部分にもバウルーダック。芸が細かいですね!

生地作り|ほぼレシピ通りにやってみた!基本のワッフルの作り方

バウルーのホットサンドトースターをお持ちの方はお気づきかもしれませんが、実は同梱の取扱説明書には、ワッフルトースターで焼くワッフルのレシピが掲載されています。

材料は、卵2個、 砂糖50g、 牛乳100cc、小麦粉100g、ベーキングパウダー少々(ここでは小さじ1/2としました)、バター50g。

正確には、ここれにバニラエッセンスとレモン汁各少々が記されていましたが、甘い香りにするか、爽やかな香りにするか方向性がわかりにくかったため、両方無し。

また、卵は別立て(卵白と卵黄を別々に泡立てる方法)になっていましたが、一般家庭にあるボウルの数と難易度を考えて、共立て(卵白と卵黄を分けずに、一緒にを泡立てる)としました。

イメージとしては、カトルカールに代表されるベーシックなパウンドケーキを焼く材料に、ベーキングパウダーを少々加えた感じですね。

それでは作ってみましょう!

① 卵をボウルに入れ、泡だて器で混ぜ合わせる。

卵はケーキを作るときと同じように、しっかりと泡立てます。

②砂糖を入れ、白っぽくなるまでさらに泡立てる。

麦粉100gに対し、砂糖は50g。ここではグラニュー糖を使いました。この割合で、ほの甘い生地ができます。

泡立てる目安は、生地がもったりするまで。ハンドミキサーがあれば、ぜひ活用してください。

③牛乳を2~3回に分けて加え、さらに混ぜ合わせる。

牛乳は冷蔵庫から出した手の冷たいものより、少し出しておいたほうが生地となじみやすいです。

③粉とベーキングパウダーを混ぜ合わせ、生地に振るい入れる。

粉を振るわないと、生地に混ぜたときにダマになりやすいので注意。粉振るいをもっていない方は、写真のようにザルを使い、2回振るいにかけても。

④ へらで小麦粉を生地にさっくりと混ぜる。

泡を潰さないよう、こねくり回さないのがポイント。木べらなどで生地を切るように混ぜましょう。

⑤溶かしバターを流し入れる。

レシピには、香ばしい焼き上がりを好む場合は溶かしバターを入れる、とありました。今回は有塩バターを使用しています(一般的に、製菓には無塩バターを使います)。小麦粉同様、ヘラで手早く混ぜ合わせます。

焼成|丸型も角型もできる!ワッフルの焼き方

生地ができたらいよいよ焼成。ワッフルトースターを弱火で2分ほど加熱して、あらかじめ熱してから生地を流し入れます。まずは簡単な丸型からいきましょう。

①バウルーワッフルトースターに生地を流し入れる。

生地を入れすぎると、ワッフルとスターの端から生地が溢れ出てしまうため、中央に丸く生地を流しましょう。お玉を使い、50cc程度を流し入れると丸型のワッフルになります。

お玉は目盛りがついているものがあると便利ですが、目盛りがない場合は、1杯でどのくらいの分量が入るか、目安を知っておくとやりやすいはず。

②弱火で約2分間、両面を焼く。

焼き始めて1分を過ぎたころ、キッチンに甘い香りが…!

こんがりと焼き上がりました!バウルーワッフルトースターは、内側あしっかりとフッ素樹脂加工されているので、凸凹がしっかりしていてもキレイに取り外しできます。

しっかりと密着し、取り外しにくいときは、竹串や楊枝などを使うといいでしょう。

③トライアゲイン!角型を焼くには、生地を70ccほど流し入れる。

ワッフルトースターの形と同じ、角型に焼き上げるためには、約70ccの生地を流します。

生地は丸型と同じく、中央に流し入れたあと、端の方を少し埋めるよう、お玉で生地を誘導すると失敗しにくくなります。

今度は四角く焼き上がりました!

結論|レシピ通りのワッフルは甘さ控えめ、香りがよくしなやかな焼き上がり!

卵の泡立て方以外、レシピ通りに作ったワッフルがこちら。ほんのり甘く、バターの香り高い、しなやかなワッフルが焼き上がりました。

丸はそのままがいい感じですが、四角は大きいので、カットしたほうが食べやすくなります。

今回は、熊本の「渋皮栗あん」と、愛媛県の大久保農園より、強風で落ちてしまったという無農薬栽培の文旦をジャムにしたもの、ハーゲンダッツアイスクリームの「紅茶ラテ」をトッピング。1枚でいろんな味わいが楽しめるのはワッフルならでは!

まとめ|好みの生地と焼き色&トッピングで、楽しみ方は無限大!

冒頭でもご紹介した通り、レシピ通りの生地はパウンドケーキの作り方に通じるところがあるため、お菓子作りの要領を心得ていれば失敗なく作れます。

ちなみにこのレシピでワッフル4枚分の量だそう。今回は丸型2枚。角型3枚できました。丸型というと「マネケン」の甘くコクのあるベルギーワッフルを思い出す方もいらっしゃると思いますが、あちらはイースト菌を使って生地を発酵させるタイプ。こちらはベーキングパウダーを使って膨らませるアメリカンタイプのワッフルで、甘さはグッと控えめです。

また、しっかり焼き色を付ければカリッと香ばしい生地に。あまり焼き色をつけずに焼くと、生地を丸めることもできるので、自家製原宿ドックもどきや、クリームを巻いてロールタイプのワッフルなども作れますね。

ホットサンドは「何を挟むか?」がポイントですが、ワッフルは「何をトッピングするか?」がポイントになりそう。まずは基本を押さえたところで、次回はホットケーキミックスを使ったワッフルの焼き方をご紹介します。

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