日本の伝統調味料の中でも、ここ数年で見事復権を果たした感のある塩麹。
素材に適量を揉み込んでしばらく寝かせておくだけで、いい塩梅(あんばい)に味が入り、
さらに素材の持ち味も引き出してくれるという、まさに「楽してうまくなる」調味料の決定版です。
そこで今回は、塩麹、豚肉、玉葱を使って甘旨(あまうま)に仕上げたホットサンドをご紹介。
塩麹を揉み込んだ豚肉から、じわじわじわ~っとおいしい肉汁がにじみ出て、
それを一緒に挟んだ玉ねぎが吸ってさらにおいしくなるというミラクルは、
バウルーで蒸し焼きにするからこそ生まれる味わい。
塩をふる必要がないので、味付けに失敗がないのもうれしいですね。
・食パン 2枚
・バターまたはマーガリン 適量
・豚肉肩ロース厚切り 1枚(とんかつ用、生姜焼き用でも可)
・塩麹大さじ1
・玉ねぎ(中玉)4分の1
・こしょう、サラダ油 少々
・柚子こしょう お好みで
1.保存用ビニールパック(Ziploc等)の中に、豚肩ロースと塩麹を入れて軽く揉み、半日ぐらい漬けておきます。
2.たまねぎをサラダ油でサッと炒めます。
3.塩麹に漬け込んだ豚肩ロースをフライパンで焼き、こしょうをふります。
この時、肉に付いた塩麹を軽くぬぐい取ってから焼くと焦げにくくなります。
4.食パンの片面にバターを塗り、バターを塗った面を下にしてパンをバウルーの中に置き、
調理済の豚肉と玉ねぎを乗せます。
5.バターを塗った面を上にして食パンを重ね、弱~中火で片面約2分ずつ、
表面がこんがりときつね色に焼けたらできあがりです。
・玉ねぎを炒めるときはシンプルに油だけで。
バウルーで焼くときに、豚肉からにじみ出る塩麹を含んだ肉汁を吸い込みますので、塩はしなくても大丈夫です。
・玉ねぎの代わりに斜め切りにした長ねぎを使うと、より和風の味わいになります。
・焼き上がった肉に、お好みで柚子こしょうを少し付けると、香りと味のアクセントになります。
柚子こしょう好きな方はぜひお試しを!
・豚肉を前もって食べやすい大きさに切って乗せると、お子様でも噛み切りやすくなります。